掌蹠膿庖症 痒みの漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
女性 30代
10年ほど前から掌蹠膿庖症で手足がジュクつき、痒み、赤みが酷く根本的に治したいと来店されました。
体が熱くなると痒みが酷くなり我慢できなくなる為、掻きむしって血が出る事もあるそうです。
患部を見せて頂きましたところ、両手の紅斑、丘疹、浸出液が見受けられます。
また、右足は広範囲で丘疹、浸出液、紅斑がみられます。
眠る前に体が熱くなり痒みが酷く眠れなくなる事もあるそうです。
ご飯を食べて胃もたれなどは起こさないそうです。
普段の食事は卵や牛乳、肉類が多いようです。
生理周期は30日、生理期間は5~7日と特に問題ないようです。
中国医学的に診ますと『血熱旺盛』、『湿熱停滞』の状態ととらえました。
その為、体に溜まっている熱毒素、湿熱、血熱を解毒していく漢方、
胃腸の消化吸収を促していく漢方、水分代謝を整えていく漢方をお渡ししました。
2週間ほどして日中の痒みが治まってきたという報告を受けました。
また、浸出液が減ってきているようです。
足の紅斑が酷く、丘疹はまだ残っている状態です。
1か月ほどしますと手のジュクつきはかなり良くなり、
痒みも治まってきましたと言う報告を受けました。
足は痒みが酷い時があり、雨の日などは特に悪化しやすいようです。
3か月ほどしますと両手の膿庖は綺麗に完治したようでうっすらと跡方が見受けられますが、痒み、紅斑は無くなりましたと言う報告を受けました。
右足は紅斑が薄くなり、痒みは以前と比べますとかなり良くなってきたようです。
今は夜も眠れるようです。
少しずつ体質が良くなり改善されていかれております。
毎日の食生活で甘い物、脂っこい物、味の濃い物、刺激物、動物性たんぱく質など高タンパク質、高カロリー、高脂肪食の摂り過ぎで胃腸に負担がかかり、うまく消化吸収できない為、皮膚に老廃物が出てきます。
まずは毎日の食事を改めていきましょう。
そして、漢方薬を併用することで相乗効果が得られると思います。
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